【最新版!2016年11月1日時点】京都府の民泊・Airbnb件数・稼働率・宿泊単価

ここでは、2016年11月1日時点のBnB Insight最新データに基づいて、京都府の民泊・Airbnbの掲載件数や稼働状況などを簡単に分析、ご紹介していきます。

京都市では10月の初旬に、今年度の4月~8月までの「民泊」取締状況を公表し、旅館業法の許認可を取得していない施設営業に対する指導件数が331件、そのうち148件については営業停止を指導するなど、引き続き民泊に対しては厳しい姿勢を貫いています。

一方で、京都では例年10月、11月がホテルの稼働率が高いトップシーズンでもあり、結果として10月の民泊稼働状況は9月と比較して大きく伸びています。自治体の姿勢とは裏腹に、民泊ニーズは引き続き高まり続けている京都ですが、10月は全体としてどのような傾向だったのでしょうか?それではさっそく京都府の最新の民泊状況について見ていきましょう。

京都府のAirbnb掲載件数

2016年11月1日時点での京都府内の掲載件数は、前月比102.4%増となる4,396件でした。京都市内を地区別に見ると、最も多いのが京都市下京区が934件、次いで京都市中京区が692件、京都市東山区が643件となっています。

京都市内で前月比が最も高かったのは京都市伏見区で106%増となる264件、次いで京都市上京区が110%増となる374件、中京区が104%増となる692件と続きます。

京都府のAirbnbホスト数

2016年11月1日時点での京都府内のAirbnbホスト数は前月比103.5%増となる1,695名でした。京都市内を地区別に見てみると、最も多いのが京都市下京区で431名、京都市中京区が364名、京都市東山区が309名となっています。

京都府のAirbnb稼働率

2016年10月の京都府のAirbnb稼働率は前月比13.8%増となる66.6%でした。ホテルの稼働率の上昇などに比例するように、10月の京都では民泊の稼働率も大きく上昇しています。地区別に見てみると、最も稼働率が高かったのは京都市下京区で74.5%、次いで京都市東山区の72.6%、京都市中京区の72.2%と続きます。

京都府の想定宿泊単価

2016年10月の京都府のAirbnbの想定宿泊単価は前月比916円増となる16,024円でした。地区別に見ると、最も想定宿泊単価が高かったのは京都市上京区で18,375円、次いで京都市左京区の18,000円、京都市東山区の17,659円と続きます。

※想定宿泊単価の定義:BnB Insightでは、ホストが設定した宿泊料金に加え、追加人数設定および追加料金、そして清掃料金を加味したうえで想定宿泊単価を設定しています。そのため、全体的にAirbnbリスティングページの右上に記載されている宿泊料金よりも高くなる傾向があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?京都では引き続き民泊に対しては自治体の厳しい姿勢が続いており、京都でリスクなく長期的に民泊運用を行うためには、旅館業法簡易宿所の免許を取得することが前提となりそうです。訪日外国人の京都観光に対するニーズは非常に高いだけに、ぜひとも法的リスクがない形で需要を取り込んでいきたいところですね。

さらに詳細なデータについては、下記より最新版の京都府の地域別レポートをお求めください。Airbnb想定売上上位リスティングのURL一覧なども掲載しており、より具体的かつ詳細な分析ができるようになっています。

【転載元】BnB Insight「【最新版!2016年11月1日時点】京都府の民泊・Airbnb件数・稼働率・宿泊単価」
【参照サイト】BnB Insight

(Livhub 編集部)