【最新版!2016年11月1日時点】東京都の民泊・Airbnb件数・稼働率・宿泊単価

皆さんこんにちは、BnB Insight 編集部です。ここでは、2016年11月1日時点のBnB Insight最新データに基づいて、東京都の民泊・Airbnbの掲載件数や稼働状況などを簡単に分析、ご紹介していきます。

10月は、東京では民泊の法規制がらみの自治体による大きな動きは特に見られませんでした。既に特区民泊の制度を活用している大田区では、松原区長が10月中旬に記者会見の中で下内の特区民泊の進捗状況について公表し、10月14日現在で24物件、77室が特区民泊の許認可を受けていることが分かりました。

ただし、特区民泊の宿泊日数制限が6泊7日から2泊3日に緩和される点について、大田区は今回の閣議決定に伴う条例改正には慎重な姿勢を見せており、今後も6泊7日の制限が続くようであれば合法民泊の広がりは大阪と比較して限定的となる可能性もあります。引き続き、大田区も含めた各自治体の今後の動向から目が離せません。

それではさっそく東京都の最新の民泊状況について見ていきましょう。

東京都のAirbnb掲載件数

2016年11月1日時点での東京都内の掲載件数は、前月比101.5%増となる15,612件でした。地区別に見ると、最も多いのが新宿区で3,300件、次いで渋谷区が2,190件、港区が1,282件、豊島区が1,129件となっています。

前月比が一番高かったのは112.2%増となる葛飾区で185件、次いで足立区が109%増となる206件、江戸川区が108.3%増となる196件、文京区が107.5%増となる259件となっています。

東京都のAirbnbホスト数

2016年11月1日時点での東京都内のAirbnbホスト数は前月比102.3%増となる7,060名でした。地区別に見ると、最も多いのが新宿区で1,583名、次いで渋谷区で1,335名、港区が800名、豊島区が625名となっています。

東京都のAirbnb稼働率

2016年10月の東京都のAirbnb稼働率は前月比5.1%増となる62.3%でした。昨年のデータを見てみても、東京ではホテルの稼働率も9月から10月にかけては上昇する傾向にありますが、民泊の稼働率も同様の動きを見せているようです。また、地区別に見てみると、最も稼働率が高かったのは渋谷区で76.2%、次いで中央区の69.6%、千代田区の68.5%、港区の68.2%と続きます。渋谷区の稼働率の高さが際立っています。

東京都の想定宿泊単価

2016年10月の東京都のAirbnbの想定宿泊単価は前月比622円増となる13,208円でした。地区別に見ると、最も想定宿泊単価が高かったのは港区で16,742円、次いで文京区の15,496円、渋谷区の15,283円と続きます。

※想定宿泊単価の定義:BnB Insightでは、ホストが設定した宿泊料金に加え、追加人数設定および追加料金、そして清掃料金を加味したうえで想定宿泊単価を設定しています。そのため、全体的にAirbnbリスティングページの右上に記載されている宿泊料金よりも高くなる傾向があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?東京では既に民泊の物件数が15,000件を超えており、新宿や渋谷、六本木がある港区、浅草がある台東区などのメジャーなエリアはもちろん、最近では練馬区や板橋区といった半年前まではそれほど民泊物件が多くなかった地域でも着実に物件数が増えています。現状、特区民泊の制度を活用しているのは大田区のみですが、大田区の状況を受けて次はどの市区町村が動き出すのか、注目が集まります。

さらに詳細なデータについては、下記より最新版の東京都の地域別レポートをお求めください。Airbnb想定売上上位リスティングのURL一覧なども掲載しており、より具体的かつ詳細な分析ができるようになっています。

【転載元】BnB Insight「【最新版!2016年11月1日時点】東京都の民泊・Airbnb件数・稼働率・宿泊単価」
【参照サイト】BnB Insight

(Livhub 編集部)

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Livhub 編集部

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