旅行予約大手の米プライスライン・グループ傘下で旅行検索・比較サイトを運営するカヤック・ソフトウェア・コーポレーション(以下:カヤック)が日本に本格進出することを日本経済新聞が7月11日付けで報じた。
カヤックは2004年に設立され、アメリカ・コネチカット州・スタンフォードに本社を置き、オンライン旅行検索サービスを提供している企業だ。米国のカヤックドットコム(KAYAK.com)、ドイツのスウォードゥードットコム(swoodoo.com)、オーストリアのチェックフェリックスドットコム(checkfelix.com)などカヤックブランドのウェブサイトやモバイルサイトを40か国以上で運営し、500以上の旅行サイトから航空運賃やホテル、レンタカー、クルーズなどの料金比較情報を提供している。
モバイル用アプリでは、従来の料金比較のほか、料金の変動時にアラートを受信することができ、モバイル限定料金も用意されている。
今回の日本本格進出においては、2014年に試験的に開いた日本語サイトを拡充し、検索可能な施設を増やした。同じ航空便の7日以内の価格変動を人工知能(AI)で予測し、また最寄り空港と旅行期間を入力することで世界地図の中に価格を一覧表示することも可能となっている。
現在、ホテルやレンタル施設の登録を受け付けており、料金や空室状況を無料で登録することができ、今後は民泊物件を簡単に予約できるサービスも検討しているという。
大手オンライン旅行予約プラットフォームが新たに日本の民泊市場に進出することで旅行先の選択肢はさらに幅広くなり、人々のより活発な動きが期待される。今後の事業展開に注目したい。
【参照ページ】米旅行比較サイト「カヤック」、日本に本格進出
【公式サイト】カヤック
(Livhubニュース編集部 平井 真理)
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