エクスペディアグループの世界最大級のバケーションレンタルサイト「ホームアウェイ」を運営するHomeAway株式会社は11月28日、2018年のバケーションレンタル需要とその他のデータをもとに、2019年にアメリカ人がどこでどのような旅をするのかに関するトレンド予測を発表した。
同調査では、アメリカ人の旅行市場では、小さな宿ではなく大型施設の利用が増加していることがわかった。2016年9月から2017年8月、2017年9月から2018年8月に実施した調査では、城と大邸宅のニーズがそれぞれ55%と25%増加している。年代別では、最年長で40代近いミレニアル世代が、祖父母や家族以外の親しい人と大人数のグループでリラックスした滞在ができる旅を好んでいることが明らかになった。今回の調査について、ホームアウェイで家族旅行のリサーチを行っているメラニー・フィッシュ氏は「印象的だったことは世代間の違い。これが今後の休暇の過ごし方やバケーションレンタルの活動に影響を与える」とコメントしている。
そして、2019年にアメリカ人の多くが休暇を過ごす場所の第一位に選ばれたのは、オハイオ州コロンバス南西部に位置するホッキング・ヒルズだ。ここにはアメリカ国内でもっとも美しいといわれる州立公園があり、過去3年で375%の需要が増加した。
このほか「インスタ映え」と評判のオザーク国立森林公園とグランドキャニオンがあり、小旅行に人気のアーカンソー州ニュートン郡と、首都ワシントンD.Cのすぐ裏側に位置し、多数のワイナリーでにぎわうバージニア州ラウドン郡の人気も高い。
また、アメリカ人が普段から好む滞在先としては、ウォルト・ディズニー・ワールドにもっとも近いフロリダ州のレイク・ブエナ・ビスタと、ダベンポート周辺の物件が不動の人気を誇り、ホームアウェイでもっとも予約されるもっとも印象的な物件として高い評価を得ている。
さらに、2018年8月31日までの12か月のホームアウェイのバケーションレンタル需要をもとに、アメリカ国内外で人気の観光地トップ5も公表された。
アメリカ国内では、1位はテネシー州ガットリンバーグとピジョン・フォージ、2位はアラバマ州ガルフ・ショアーズ、3位はフロリダ州パナマ・シティ・ビーチ、4位はフロリダ州ミラマーとローズマリービーチ、5位はハワイ州マウイ島だ。そしてアメリカ国外では、1位はフランス・パリ、2位はメキシコ・プエルト・ペニャスコ、3位はイギリス・ロンドン、4位はイタリア・ローマ、5位はイタリア・フィレンツェだ。
2019年にアメリカ旅行を計画中の方はぜひ参考にしてはいかがだろうか。
(Livhubニュース編集部)
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