Airbnbと京都造形芸術大学は12月4日、包括的な連携に関する協定書に合意したことを公表した。
同協定は京都ならではの伝統・秘蔵文化の体験の提供を目的としており、両社は今後、地域社会から派生した芸術のムーブメントを支え、シェアリングエコノミーを通じてコミュニティとともに成長する考えを表明している。具体的に、京都造形芸術大学の学生による芸術作品をAirbnbの宿泊施設で鑑賞できるようにする取り組みを行うほか、同大学による寄附講座を実施する。Airbnbの宿泊施設で芸術作品を鑑賞できるようにすることで、ホストとゲストのコミュニケーションを創出するほか、寄附講座では「次世代のホームシェアリング」をテーマとして、世界中にあるユニークで感動的な場所を提供するホストと現地での本物の体験を探す旅行者をつなぐための新たなサービスを、同大学の学生がAirbnb担当者と協働して構築していく。
12月4日には、連携第一弾として京都の芸術と文化を祝うイベント「Airbnb Day in Kyoto」を開催した。「Airbnb Day in Kyoto」では、和太鼓のパフォーマンスや、同大学副学長の小山薫堂氏とAirbnb Japan株式会社執行役員長田英和氏によるパネルディスカッション、同大学の情報デザイン学科クロステックデザインコース教授である軽部政治氏による連携プロジェクトの発表等が行われた。
なお、11月29日には小山薫堂氏が代表取締役社長を務めるオレンジ・アンド・パートナーズ社とAirbnb、オープンハウス社の協業によるホームシェアリング対応型住宅「ORANGE DOOR」の販売も開始しており、同日開催された完成披露会にはオレンジ・アンド・パートナーズ代表取締役副社長である軽部氏が登壇している。
かねてAirbnbと協業を進めてきたオレンジ・アンド・パートナーズ社との連携も含め、京都造形芸術大学とAirbnbによる取り組みが民泊市場にどのように彩りを与えていくか、注目だ。
【関連ページ】Airbnb、オレンジ・アンド・パートナーズ、オープンハウス協業による「ホームシェアリング対応型住宅」販売開始
(Livhubニュース編集部)
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