家族旅行・グループ旅行におすすめの民泊・バケーションレンタルサイト7選

夏休みや年末年始、ゴールデンウィークなどの大型連休をはじめ、休日に家族やグループで旅行に出かけるときには宿泊施設もあわせて探すことでしょう。そんなときに宿泊施設を予約する方法も、最近は、窓口での対面予約といった従来の方法だけでなく、インターネットの普及とともにオンラインでの予約がすっかり定着してきました。

予約サイトは年々増加しており、どのサイトを使えばお得に気軽に旅行を楽しめるのか、気になっている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、民泊・バケーションレンタルサイトのそれぞれの特徴から、家族・グループにおすすめの予約サイトをまとめました。おなじみの国内大手予約サイトから世界中に多くの利用者がいる海外サイトまで7つのサイトを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

旅行予約サイト(OTA)とは

旅行予約サイトとは、インターネット上だけで取引を行うサイトを指し、これらを運営する旅行会社はOnline Travel Agent(オンライン・トラベル・エージェント:OTA)と呼ばれています。旅行予約サイトの大きな特徴は、店舗に足を運ぶ必要がなく、インターネットで24時間いつでも宿泊施設の閲覧・検索ができる点です。

利用者にとって便利なため、従来の旅行会社はもちろん、旅行業以外の企業も参入するなど、旅行予約サイトの数は年々増えています。特に日本では2018年6月の住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行もあり、民泊・バケーションレンタルに特化した旅行予約サイトも生まれ、利用者のニーズにあわせてさまざまなサービスを展開しています。

民泊・バケーションレンタルを利用するメリット

国内外の民泊・バケーションレンタルサイトが注目を集め、普及した理由には、価格の安さがあげられます。1人あたりの価格設定が主流である従来のホテルや旅館と異なり、民泊・バケーションレンタルの多くは、1泊・1施設あたりの価格設定です。もちろん宿泊施設により定員数は異なるものの、人数が多いほど一人あたりの宿泊費を安く抑えることができるメリットがあります。

また、一棟まるごと貸し切りのような宿泊施設の場合、物音や話し声など周りの利用者への配慮も最小限で済み、プライベートな空間を存分に堪能できるのも魅力です。小さな子どもを連れての家族旅行や、特別な記念日を祝う友人グループでの旅行などを楽しむときには、民泊・バケーションレンタルへの宿泊が利用者のさまざまなニーズを満たしてくれます。

家族・グループ向け民泊・バケーションレンタルサイトおすすめ7選

家族・グループでの旅行にピッタリのおすすめ民泊・バケーションレンタルサイトをご紹介します。一軒家やマンションの一室といった従来の宿泊空間から、トレーラーハウスや城泊といった普段では味わえない特別な宿泊体験ができるなど、サイトごとにさまざまな特長があるので、ぜひ参考にしてください。

海外発の民泊・バケーションレンタルサイト

HomeAway(ホームアウェイ)

HomeAway(ホームアウェイ)2005年にアメリカのテキサス州オースティンでスタートしたバケーションレンタルサイトのHomeAway(ホームアウェイ)。設立より順調にユーザー数を伸ばし、2015年12月には、旅行予約サイト「エクスペティア」でおなじみのオンライン旅行予約世界最大手Expedia Group(エクスペディアグループ)の傘下になりました。2019年11月時点では、世界190ヶ国・200万件以上の物件を掲載しており、月間4,000万人以上の旅行者にリーチしています。

HomeAway(ホームアウェイ)の大きな特徴は「一棟丸ごと貸し」物件に特化していること。ホテルや旅館など従来の宿泊施設とは違う広々と快適な空間で、一緒に旅をする家族やグループとプライベートな時間を過ごすことができます。多くの宿泊施設では、室内に冷蔵庫や洗濯機などの設備を備えており、長期間の滞在にも対応しています。さらに、宿泊料金も一棟ごとの料金設定のため、1人あたりの宿泊価格を抑えて旅行することもできます。リゾート地で家族との時間をゆっくり過ごしたい、これまでにない思い出に残るグループ旅行をしたい方にとって、おすすめの宿泊予約サイトです。

Airbnb(エアビーアンドビー)

Airbnb(エアビーアンドビー)Airbnbは2008年に設立された、世界最大手の民泊仲介サイトです。設立以来、一人旅や少人数での旅行を中心に利用者を増やしてきましたが、今や民泊だけでなく、ホテルや出張向けアパートメントなどの宿泊施設も網羅的に取りそろえるプラットフォームへと成長し、家族・グループ旅行に適した宿泊施設を見つけやすくなっています。利用者数は2019年11月までに5億人を突破し、2019年8月10日にはAirbnbを利用した宿泊者数は1日で史上最高の400万人を達成しました。

そして、Airbnbが掲載する宿泊施設の数は、2019年11月までに世界191以上の国と地域、10万以上の都市で700万件を超え、日本では約9万件に達しています。また、同社の「体験」サービスでは、世界1,000以上の都市で40,000以上、日本では約2,000のアクティビティを提供しています。Airbnbは世界中のユニークな宿泊施設に泊まることができるのはもちろん、地域の文化や歴史、人々と触れ合える「体験」を楽しむことができる、おすすめの予約サイトです。

日本発の民泊・バケーションレンタルサイト

一休.comバケーションレンタル

ikyu-vacation-rental高級宿泊施設を数多く取り扱う一休が運営する一休.comバケーションレンタルは、日本初の高級バケーションレンタル予約サイトとして、2016年11月に誕生しました。同社の厳選な審査を通過した日本全国の高級別荘やヴィラ、コンドミニアム、アパートメント、一棟貸切の古民家や町家のみをそろえており、ラグジュアリーな宿泊体験を味わいたい家族・グループにおすすめです。1年間の利用金額の多い上位10施設の人気ランキングや一休.comのみ予約できる宿泊施設の取り扱いなど、一休.comの利用者のニーズに合った特集も魅力です。ポイントは一休.comと共通で利用できるので、一休.comの会員やラグジュアリーな民泊物件を求めている人にもおすすめのサイトです。

Relux(リラックス) Vacation Home

Relux Vacation HomeRelux(リラックス)Vacation Homeは、厳選された高級宿泊施設を扱う宿泊予約サイト「Relux(リラックス)」でおなじみの株式会社Loco Partnersが運営する会員制の民泊・バケーションレンタル予約サイトです。2018年1月よりRelux(リラックス)サイトの一部にVacation Homeが加わり、Reluxの会員が民泊・バケーションレンタルを予約することができるようになりました。

一棟貸し切りの別荘から情緒あふれる古民家や町家、南国リゾート、ペットと泊まれる宿泊施設まで、「安息」と「贅沢」を堪能できる一流の宿を提供し、極上の宿泊体験を楽しむことができます。家族やグループの記念日や、日常の喧騒から離れ、くつろぎのひとときを過ごしたい人にはピッタリの宿泊予約サイトです。ワンランク上の宿泊体験をするなら、Relux(リラックス) Vacation Homeはおすすめです。

Vacation Stay(バケーションステイ)

Vacation STAY(バケーションステイ)楽天グループの楽天LIFULL STAY株式会社が運営する「Vacation Stay」は、住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行された2018年6月にオープンした民泊予約サイトです。一棟貸し切りの一戸建てタイプからマンション、アパート、ホステル、ホテル、旅館など15,000以上(2019年11月時点)もの部屋を掲載しています。

なかでも注目したいのが、大手ハウスメーカーやデベロッパーとの共同開発により実現したオリジナルブランド「Rakuten STAY」の宿泊施設です。暮らすように泊まれる一軒家タイプや、コンテナを宿泊施設に転換したリゾート感あふれるヴィラでは、楽天ならではの統一感がある宿泊施設で、ワンランク上の宿泊体験ができます。民泊・バケーションレンタルが初めての人や、楽天ブランドで安心して旅を満喫したい人にとって、特におすすめの予約サイトです。

Vacation Stayのサイトを見る

スペースマーケットSTAY

スペースマーケットSTAYは、「お寺で開発会議」「古民家で結婚式」「映画館で社員総会」「島でコスプレ撮影会」といったユニークな利用事例が話題となった、日本最大級の時間貸用レンタルスペース「スペースマーケット」が運営する民泊プラットフォームです。レンタルスペース事業で培ったノウハウを活かし、2016年7月より民泊事業に本格参入しており、一軒家タイプの民泊はもちろん、各地方で深刻化する空き家の活用や宿坊、MICEで活用できる宿泊施設など、ユニークな施設を扱っています。

また、イベント民泊を通した地方創生の実現にも注力していることから、宿泊体験とあわせてその地域ならではの文化や歴史も体験することができるのも魅力です。特に、従来の宿泊スタイルとは異なる空間に泊まってみたい方は、スペースマーケットSTAYを利用し、これまでにない特別な宿泊体験をしてみてはいかがでしょうか。

STAY JAPAN(ステイジャパン)

STAY JAPAN株式会社百戦錬磨が運営する「STAY JAPAN」は、2012年にサービスを開始した日本初の公認民泊予約サイトです。「知らない日本に泊まってみよう。」をコンセプトに掲げ、全国で古民家泊をはじめ、農業体験・漁業体験ができる農泊や里山泊、学校泊、伝統建築泊といったユニークな宿泊体験を数多く提供しています。

最近では歴史的文化財である各地の城に宿泊できる「城泊」が話題となり、注目を集めています。家族やグループでのユニークな宿泊体験とともに、農業や漁業、郷土料理など、その地域ならではの体験を味わうなら「STAY JAPAN」の利用がおすすめです。

民泊・バケーションレンタルを探す際の注意点

これまで各民泊・バケーションレンタルサイトの特徴をお伝えしました。ここでは実際に、民泊・バケーションレンタルを選ぶ際の注意点をお伝えします。

立地・ロケーションを確認しよう

旅の目的やスタイルにより異なりますが、特に民泊・バケーションレンタルへ長期滞在する場合、宿泊施設からアクセスしやすい場所に、コンビニやスーパー、ドラッグストアがあると、より充実した旅を楽しむことができます。

設備をチェックしよう

特に民泊・バケーションレンタルで自炊を考えている人なら、もっとも確認すべきポイントです。なかでもキッチンは「フルキッチン」と「簡易キッチン(キチネット)」とで、まったく設備が異なります。フルキッチンとは、包丁やまな板、流し、お鍋、フライパン、食器やグラス類などが完備されているキッチンを指します。一方、簡易キッチンは、簡単な食器や流し、電子レンジが用意されているのみの場合が多く、調理ができるほどの設備が整っていないことがほとんどです。そのほか、冷蔵庫や洗濯機、エアコン、Wi-Fiなど、長期滞在する場合にも快適に過ごせる設備がそろっているかも確認しましょう。

ホスト・管理会社への連絡手段を確認しよう

民泊・バケーションレンタルでも起こりがちなトラブルに、水漏れやトイレ詰まり、電球切れといったものがあります。もしものトラブルに備えて、ホストや管理会社への連絡手段をきちんと確認しておきましょう。旅にトラブルはつきものです。民泊・バケーションレンタルで最高の旅の思い出を作るためにも、念には念を入れ、確認しておくことをおすすめします。

旅の目的に合わせた民泊・バケーションレンタルサイト選びで最高の思い出を

今回は、民泊・バケーションレンタルサイトの種類や選び方、各民泊・バケーションレンタルサイトの特徴やおすすめサイトを紹介しました。オンラインが宿泊予約のスタンダードとなるなか、近年は国内外問わず、多くの民泊・バケーションレンタルサイトが生まれています。誰と、どの地域で、どのように旅を実現したいのか、それぞれが思う旅行のスタイルにあわせ、最適な民泊・バケーションレンタルサイトを選び、最高の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

(Livhub編集部)

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Livhub 編集部

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